このサイトは12年度長谷川ゼミによるフィールドワークの
調査結果のアーカイヴと調査報告のために作られたサイトです。
(地図をクリックすると、調査対象一覧ページが表示されます。)
上野公園を5つのエリアに分けて、看板・貼り紙などの悉皆調査を行いました。
フィールドワーク概要/スケジュール/
報告レポート/悉皆調査バックステージ
長谷川ゼミでは、卒論ゼミ活動の一環として例年フィールドワークを行います。
初夏に控えた調査実施日に向けて、ゼミ活動が始まった4月から、私たちはフィールドワークについて話し合っていきました。
私たちはこのフィールドワークを「いつもと違う視点で見る」力を養うものとして捉え、候補地や、そこで何をしたいのかなどを考えました。
候補地には、東京タワー・野球場・ターミナル駅・上野動物園などが挙がりました。
その中では、上野動物園にみんなの関心が集まりましたが、日本で最初の公園として制定された・文化施設などが集積している場所であるなどの理由から、上野公園全体を調査地とすることになりました。
さっそく文献にあたり上野公園の歴史を調べたり、実際にゼミ生各自で下見のため現地に足を運んだりしました。文献を読み進めると、上野公園の敷地は、江戸時代には寛永寺という徳川家の菩提寺だったことや、明治時代に入ると、内国博覧会の会場となり近代社会の成立に大きく関わっていたことなどが分かってきました。
しかし、文献を読むことで上野公園についての知識は増えるものの、具体的に何をどう調査するか見えてこないという状態になり、話し合いは停滞することが多くなりました。そもそも「何がしたいのか」「何を知りたいのか」ということを素直に考えるべきだったという反省点を残し、最終的に調査方法は悉皆調査に決定しました。
悉皆調査とは、ある調査範囲・調査対象を定めて、それらを漏れなく写真やメモで記録するというものです。漏れなく記録をすることによって、対象の散らばり具合や濃度から何か分かることがあるかもしれません。調査対象は、碑文・看板・貼り紙から、落書き・シールなどに定め、それらを地図上にマッピングしました。
このサイトは、フィールドワークでの調査結果をアーカイブし、公開することを目的として作成しました。