こんにちは、こちらは「2013長谷川ゼミ1-3年次授業振り返り」のページです。
このページでは1-3年次までに行なわれた長谷川一先生の講義を振り返り、「当時私たちは講義から何を学ぼうとしていたのか」「私たちは振り返りを通して、何を掴もうとしてきたのか」をまとめています。
この振り返りを行おうと思ったきっかけには、長谷川先生の著書『アトラクションの日常
(河出書房新社、2009年)』を講読したことがあります。本書には、ヴァルター・ベンヤミ
ンの「複製技術の芸術作品」(註1)から以下が引用されていました。
「映画の社会的機能のうちで最も重要なのは、人間と撮影器機のあいだに平衡を作り出す
ことである。この課題を映画がどのように果たすかといえば、…(中略)…むしろ人間が撮
影器機の助けをかりて、自分のために周囲の世界を表現する仕方によってなのである」
『複製技術時代の芸術作品』は3年次のテクスト講読の授業で講読しており、その際先生か
らは私たちが2年次の授業で行った課題「デジタルストーリーテリング」(リンク)はベンヤ
ミンの指摘を実践しているしたものであることを教えてくださいました。つまり、撮影機器
の助けを借りて、自分のために身の周りの世界を表現し、それを捉えなおすということを実
践したのがこの課題だったのです。
これらを通して、私たちはこれまでの授業のそれぞれをぶつ切りにして捉えていることや、
授業をただ受けるだけでそれぞれの意味について深く考えたことがなかったことを実感しま
した。その為、これまでの授業をもう一度捉えなおしたいと思い、授業振り返りを行うこと
に決めました。
実際にゼミ生全員で1-3年次の授業を振り返る中では、あれでもないこれでもないと議論し合い、その末に色々な発見がありました。
そしてその話し合いの結果を踏まえて、どうwebページで表現するかを【振り返り班】が再び議論し、まとめています。
【振り返り班】のメンバーは以下の通りです。
<きぬ>
<じーや>
<セニョール>
<薫>
【振り返り班】で話し合いをしている中で、「様々な視点を持つ」ということを目標に活動していこうということになりました。
その結果、様々な人の視点が関わって完成される「テレビ番組」をモチーフとしてwebページを作成しました。
一口に「テレビ番組」といっても、色々なものがありますが、その中でも「討論番組」をモチーフに挙げています。なぜ「討論番組」を選んだのかというと、
「ただ見ているだけの番組ではなく、視聴者も一緒に考えることのできる番組を作っていきたい」という思いがあったからです。
どうぞ、私たちなりの「討論番組」をお楽しみください。
註1「複製技術の芸術作品」…ヴァルター・ベンヤミンによる著作。『ベンヤミン・コレクション1近代の意味』浅井健二郎編訳、久保哲司訳、ちくま学芸文庫、1995年に収録。
Credit
【Webページ作成】
<薫>
<きぬ>
<じーや>
<セニョール>
【振り返り協力】
<あっこ>
<くぼっち>
<サラダ>
<シャンクス>
<なっつ>
<もこ>
長谷川一先生